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エトワールブログ

弁護士の選び方 その3

やっと本題に入ります。

 

まず、離婚事件の弁護士であれば離婚事件の実績はとても重要です。

離婚事件は他の民事事件と異なる点がたくさんありますので、かなり優秀な弁護士であっても、初めてだと分からないことが多いと思います。

特に、離婚自体や婚姻費用、財産分与、慰謝料・養育費等、それぞれの問題等について、裁判所の運用を知らないと、正確な見通しを立てることはかなり難しいです。

正確な見通しなく、適切な方針を考えることはできません。

離婚は、比較的身近な問題ですので、その分、経験がなくても簡単にできると思っている弁護士もたくさんいます。

でも、一言に離婚と言っても、事案によって全てが千差万別です。

事案によって方針を変える必要がありますし、過去の裁判例や最近の裁判所の運用などにも精通している必要がありますので、決して簡単ではありません。

やり方次第で、結果が大きく変わります。

 

次に、話しやすく、説明が分かりやすい弁護士をお勧めします。

また、リスクなどマイナス面についてもきちんと説明してくれることも大切です。

離婚事件はオーダーメイドです。

同じ状況であっても、ご依頼者が何を優先したいのか(時間か経済的利益か、あるいは世間体等他の事なのか)によって、方針が変わります。

弁護士としっかりコミュニケーションをとり、不安や希望を全て伝えて、できることとできないこと等について、きちんと説明してもらうことが、納得できる解決につながります。

言いにくいことであっても、味方である弁護士には全てを伝えた上で方針を立てることが大切ですので、言いにくいことも言えるような関係になれる弁護士が理想だと思います。

 


弁護士の選び方 その2

たまに、いかにも強そうな弁護士(例えば、顔がいかつくて声が大きい等)を選ぶほうが有利な解決をすることができるのでは?というご質問があります。

 

答えはNOです。

弁護士は、ほとんどの場面で、書面で戦いますので、声の大きさ等は、関係ありません。

弁護士が尊敬する弁護士像は、常に冷静で、事件の相手に対しても礼儀正しく丁寧に対応する弁護士です。

 

次に、離婚事件となると女性弁護士のほうが女性の気持ちを理解できるのでは?という理由で、依頼してくださる方もいらっしゃいます。

 男性も、「妻の気持ちを理解できると思うから、女性弁護士に依頼をしたかった」と言ってくださることがあります。

それは、とてもありがたいですし、実際に私達は、常にご依頼者の気持ちや立場、生活状況に気を配りつつ、相手の状況にも配慮しながら事案を進めるようにしています。

また、経験上、比較的、相手に女性弁護士がつくほうが、ソフトできめ細かい対応で、早期解決につながりやすいと感じることもあります。

 

しかし、言うまでもありませんが、男性女性という性別よりも個人差のほうが圧倒的に大きいです。

ただ、異性には相談しにくい問題を抱えている場合などは、相談しやすい同性の弁護士を選ぶというのも合理的だと思います。

 

具体的にどのように選ぶべきかについては、また次に書きます。

 


弁護士の選び方 その1

離婚で揉めてしまったときに、どの弁護士に依頼をするかは、とても重要な問題です。

 

少し難しい治療が必要なときに、治療してもらう医師を選ぶのと似ているかな、と思います。

例えば、風邪とか簡単な症状だったら、どの医師に頼んでも、ほとんど同じ結果になると思いますが、少し難しい治療が必要な時は、医師によって、治療方針や結果が違うと思うのです。

 

弁護士も同じです。

例えば、借用書を作成してお金を100万円貸したのに返してもらえない、というようなシンプルな事案であれば、どの弁護士が対応しても、結論があまり変わらないことが多いと思います。

でも、例えば、結婚してから15年以上で、不動産や経営している会社があり、子どもが私立学校に通っている状況での離婚事件となると、ご依頼者の立場によって、事件の進め方から考える必要がありますし、財産分与・養育費等、簡単に決まる状況ではないので、弁護士によってかなり差が生じるはずです。

 

ある弁護士にとって当たり前のことが、違う弁護士にとってはそうではないということも少なくありません。

正直、私たち弁護士も、他の弁護士の対応方法を詳しく知ることはできないのですが、事件の相手になる弁護士の対応や、セカンドオピニオン等で、他の弁護士の対応方法等を知ることがあります。

詳細を記載することは控えますが、本当に様々な弁護士が、様々な方法で対応しているのを日々実感しています。

 

長くなるので、次回は、どのように選ぶのが安全なのか?について記載したいと思います。

 


弁護士に依頼するタイミング

離婚に直面することになったとき、どのタイミングで弁護士に依頼をすればいいのかが分からない場合があると思います。

離婚は、一般的には、まずは話し合い(協議)をして、解決できない場合は、調停で話し合い、それでも解決できない場合は裁判(離婚訴訟)によって解決することになります。

 

私達の立場からは、とにかくなるべく早めに・・がおすすめです。

なぜなら、権利をきちんと実現するためには、最初から方針等を決めて対応するのが一番だからです。

途中参戦のような感じになると、挽回が難しいこともあります。

また、最初から依頼する場合と途中から依頼する場合で、弁護士費用があまり変わらないことが多いため、早めの依頼、をお勧めしています。

 

とはいえ、弁護士に依頼せずに納得できる解決をするのが一番ですので、まずは自分で解決を目指してみる方法もいいと思います。

そんな場合でも、弁護士に相談だけはしておくことをお勧めします。

その上で、まずはご自身でやってみて、弁護士が必要になった段階で依頼をするという方法は、相談せずに対応するよりも、精神的な負担が少なくなると思うのです。

 


ご相談料について

無料相談のご希望を多くいただきます。

 確かに「ご相談はいつでも無料!」とできれば、それが一番だと思います。

 

ですが、弊所の離婚相談は「初回30分限り無料」です。

これは、相談料を稼ぎたいからではなく、ご相談1件1件を大切にしているからと理解していただけるとありがたいです。


特に、離婚事件の弁護士選びはとても重要です。

 私達も、ご相談者に私達の姿勢や人柄、方針などがきちんと伝わるよう、丁寧にご説明しています。

 全て無料相談とすると、ご相談希望が多くなり、対応しきれなくなってしまいますので、真剣に弁護士を探している方からのご相談を受けることができるよう、一部有料としています。

 

30分は無料としていますので、ご相談料が高額になることはないと思います。

 私たちは、ご依頼者様とはウィンウィンの関係になることを、何より大切にしていますので、ご依頼が必要かどうかについても、ご依頼者様の立場から丁寧にご説明しております。

 


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