弁護士ブログ(仮)
今は、離婚は全く珍しくありませんし、父母が別居して生活しているご家庭も少なくありません。
これまでは、保育園や学校等で、漠然と、父母と子どもが一緒に住んでいる家庭が前提とされていましたが、これまでの歴史や、実際に父母が同居している家庭が多かったため、仕方がない部分はあったと思います。
ただ最近では、父母の表記を「保護者」「おうちの人」等とする等、一人親やその他の家庭にも配慮された表現が用いられているようですし、先生方も、それぞれ工夫していろいろな形の家族がいるということを説明されているようです。
それでも、「もう精神的に限界なので離婚したいけど、子どもの学校のことを考えると前に進めない」というご相談は少なくありません。
私の息子が5才ぐらいの時に、母子家庭のお友達に対して、「〇〇ちゃんちには、どうしてパパがいないの?」と無邪気に尋ねる場面を見てしまい、かなり焦った記憶があります。
ただ、息子は、なんの偏見もなく単に聞いてみただけだと思うのです。
そこで焦った自分に対しても、やはり、なんらかの偏見があるのかなと考えてしまいました。
LGBTや、利き手等の問題と同様に、どうしても、メジャーな集団が優先されてしまうということはあると思います。
それでも、保育園や幼稚園、小学校等において、生まれつき左利きの人がいるのと同じような感覚で、早いうちから多様な家族の形があることを前提としたコミュニケーションや授業が行われるほうが、今後の時代にはマッチすると思います。
その結果、個人一人一人の選択肢が増えるといいなと思います。