弁護士ブログ(仮)
今、まさに受験シーズンですね。
「離婚を考えているが、受験が終わるまでは動かないほうがいいのか」「別居したいが、子どもの受験に影響が出ないか心配」というご相談を受けることがあります。
離婚はとても大きな決断ですが、受験を控えた子どもがいる場合は、より繊細な配慮が必要になります。
受験生は、ただでさえ不安定になりやすい時期です。
そこに家庭の変化が重なると、集中力が落ちたり、「自分のせいで家がこうなったのでは」と感じてしまう子もいます。
したがって、子どもが夫婦関係に敏感になっていたり、環境の変化に敏感な性格の場合は、受験が終わるまで待つことが、子どもの安心・安定につながることがあります。
一方で、子どもは、親の表情や声のトーンにとても敏感です。親が限界まで我慢している状態は、子どもにも伝わります。
離婚そのものよりも、“親の不安定さ”が、最も子どもの気持ちに影響します。
実際に、既に夫婦関係が悪化している場合や、同居生活に多大なストレスを感じている場合は、むしろ早く別居するほうが、子どもが落ち着くことが多いようです。
結局、親が穏やかでいられる選択が、結果的に子どものためになると考えられます。
受験と離婚が重なると、「どうするのが正解なのか」「子どもに悪影響が出ないか」と悩むのは当然のことです。
その悩みは、心から子どもを大切に思っている証拠です。
子どものため・・と、我慢することだけが正解ではありません。
ご自身の本当の気持ちに向き合いつつ、経済的な問題や住居の問題なども含め、冷静に整理することが大切だと思います。