弁護士ブログ(仮)
離婚事件が解決した後に、ご依頼者様が、明るいご報告とともに、感想などを話してくださることがあります。
先日、ご依頼者様が、初回法律相談のことを振り返り、「見通しについて厳しい話もあったけど、最後にポロっと出てきた本音を聞いて依頼することを決めたんです。」と話してくださいました。
その一言とは「時間がかかる可能性もありますが、私は、●●様が離婚したいのであれば離婚させてあげたいと思っています。」だったそうです。
正直、少し驚きました。
その一言は、意識せずにたまたま口に出しただけで、口に出さなくても、当然の前提としてご理解いただいていると思い込んでいたからです。
ご相談にいらしてくださる方は、わざわざ時間やコストをかけてご相談にいらしてくださるので、法律相談では、お話できることは全てお話するようにしています。
ただ、その内容は、必ずしもご相談者様が期待する回答ではないかもしれません。
その場合でも、専門家として現実をお伝えすることが大切だと思いますので、ご相談者様が希望する結果の見通しが厳しい場合、あるいは確実ではない場合でも、そのことをきちんとお伝えするようにしています。
離婚事件は、相手がいることですので、ご相談者様の権利を最大限実現するには、相手の対応や裁判所の対応を正確に予測して方針を立てることが不可欠だからです。
でも、ご相談者様の立場からは、目の前の弁護士から「離婚成立までに時間がかかるかもしれない。すぐに離婚訴訟した場合は勝てるかどうかがわからない」等と伝えられると、突き放されるような気持ちになるのかもしれないということに気づき、反省しました。
厳しい見通しを伝える場合も、ご相談者様の問題をなんとか解決したいという思いを前提に、お話しているつもりだったのですが。。
改めて、言葉に出して伝えることの大切さに気付かされました。