解決事例
女性
40代
結婚20年,4人の子どもと家族円満に生活していましたが,夫の帰りが遅い日が多くなったり,出費も多くなったりしたことから,女性の存在を感じるようになりました。
相談者は夫を追及することはありませんでしたが,あるとき共用のパソコンで検索履歴を見たところホテルを調べた履歴があったり,夫の鞄からコンドームが出てきたりしたことから,夫の携帯電話をチェックするようになりました。
その後夫を問い詰めたところ,勤務先に派遣されてきている女性と不貞関係にあることを認め,交際をやめると相談者に約束しました。
しかし,その後も交際相手が夫と出かけたことが明らかなFacebookの投稿を続けたため,不貞の慰謝料請求をすることを決め,相談に来られました。
相手方に請求書を内容証明郵便で送ったところ,相手方にも代理人がつき,交渉が始まりました。
相手方は不貞の事実関係は争わなかったものの,交渉が始まった後も相談者の夫と連絡を取り続け,一緒に食事に出かけていたことが夫の申告で明らかになりました。
相談者は夫との婚姻関係を継続するかどうかも迷い始めましたが,まずは不貞相手との決着をつけることに決め,慰謝料だけではなく接触禁止や夫が不貞相手に渡してしまった家族の思い出の品の取り戻しも含めて交渉していくことになりました。
弁護士からのコメント
交渉の過程で不貞相手から任意に物品の返却があり,不貞相手から慰謝料150万円を支払うこと,求償権を放棄すること,以後夫には接触せず違反した場合には違約金を支払うことを取り決めて終了しました。