離婚・慰謝料請求にお困りなら
解決事例
男性
50代
仕事で知り合った女性から相談者のところに頻繁に連絡が来るようになり，当初は仕事を回してほしいという話をされていましたものの，しばらくするとカラオケの個室やホテルのプールなどに誘われるようになり，最終的には肉体関係を持つようになりました。
その後交際相手から仕事上の便宜を図るよう迫られるようになったこと，双方既婚者であったことなどから交際自体は数か月で終了しましたが，その後しばらくして交際相手の女性夫婦が離婚し，元夫から慰謝料請求を受けるようになりました。その態様が不穏なものであったことから，ご自身での対応が難しいと考え，相談に来られました。
交渉を続けましたが，事実経過の認識に大きな違いがあったため慰謝料の金額で全く折り合いがつかず，元夫から訴訟を提起され，尋問を行うことになりました。
その際，元交際相手の証人尋問で，離婚時に元夫に対して離婚後も仕事を斡旋することを約束していたことがわかり，元夫の尋問で現在も元夫は主に元交際相手から紹介された仕事で生計を立てていることが明らかになりました。
この点が斟酌され，尋問後の和解期日で慰謝料の金額を２２０万円とすることで事件が終了しました。
弁護士からのコメント
尋問後も原告から大幅な減額の提示はありませんでしたが，現金の授受はないものの元妻から仕事の紹介を受けていることが経済的利益を受けていると評価された上での和解案が裁判官から示され，最終的に慰謝料の金額を２２０万円とすることで事件が終了しました。